初級写真教室（ 露出測光モードの違い ）

■ 露出測光モードの違い

測光モードの違いによる露出の的確度の比較　　・・絞り優先オートで測光モードだけを替えて撮影

作品

写真コンテスト

• この３パターンのうち多分割測光と中央重点測光が無難に撮れています。 スポット測光 では 梅の白とバック明暗差で全体が暗く露出アンダーな風景写真になってしまいました。
• 多分割測光 ： 画面をいくつかに分割してそれぞれのブロックで測光し、被写体の露出を決定する測光方式のこと。測光方法としては一番失敗が少ないとされます。
• 中史重点測光　： 画面の中央部に重点を置いて、画面の全体を測る測光方式のこと。中央部重点的平均測光とも呼ばれる。中央部の明るさが重視され、周辺部にいくほど測光値に対するウエイトが少なくなります。
• スポット測光　：　TTL露出計で、ファインダー中心部の小さなエリアだけを測光すること。被写体に近づくことなく、そのなかの細かいところが測光できます。

多分割測光

中央重点測光

スポット測光

絞り優先オート　 F5.6 1/640秒

絞り優先オート　 F5.6 1/1000秒

絞り優先オート　 F5.6 1/2000秒

　　　　　　　　　　　　　　　　測光モードは画面全体の明暗差があるかどうかで使い分けよう。

• 使い分け
  
  1. 多分割測光（マルチパターン測光）
     　　　全体に明暗差が小さいときは、多分割測光での撮影が向いています。色彩によっては明度が異なるので注意が必要です。黄色、オレンジはプラス補正が必要
  2. 中央重点測光
     　　　中央部分の風景の前景、背景に明暗差が小さいときとか、クローズアップの写真撮影に向いています。
  3. スポット測光
     　　　主題を強調したいとき、逆光など明暗差が大きく違うときはスポット測光で撮影する。たとえば画面の暗い部分で測光しますと、
     　　　明るい部分は白っぽく写ってしまい、 　 上の右端の写真のように明るい梅の白の部分で測光すると、バックはシルエットとなります。

　 　

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